後見人 親族
- 相続人の調査
そこで、被相続人の親族関係を明らかにしていきます。 具体的に相続人は誰がなるのかは、法律で決まっています。すなわち、簡単に言えば、①子→②親→③兄弟、の順で相続人となり、かつ配偶者は常に相続人となる、とされています(民法887条1項、889条1項、890条)。つまり、被相続人に子がいれば、子が相続人となり、親や兄...
- 生前対策の重要性
一般的に思い浮かべられるような親族間での財産の争いや、突然多額の税負担を強いられる相続税の問題のように突然大きな問題の中にだれしも巻き込まれる恐れがあるのが相続です。そうした問題を避けるためにも生前対策という手段が重要になっています。生前からの準備を周到に行うことによって避けることのできる事態は多いのです。 例え...
- 成年後見制度の手続きと流れ
・成年後見人候補者の戸籍謄本・ご本人に関する報告書(必要に応じて)上記のような書類が必要になります。2.家庭裁判所の調査官によって、申立人、ご本人、成年後見人候補者が家庭裁判所に召集され、事情を調査されます。3.ご本人の判断能力がどのくらい低下しているのか、精神鑑定によって明らかにします。ただし実際に精神鑑定に至...
- 成年後見登記制度とは
「成年後見登記制度」とは、任意後見契約の内容や後見人についてなどをコンピューターシステムによって登記し、登記事項証明書を発行することで公示する制度のことを指します。この制度を利用することで、「成年後見人制度を利用している」「成年後見人を務めている」ということを証明することができるのです。そして反対に、「自分は成年...
- 成年後見人の仕事と役割
成年後見人が行わなければならない仕事と役割は実に多様です。まず、成年後見人には「財産管理」と「身上監護」という2つの権利・義務があります。財産管理とは、その名の通りご本人の財産を保護するためのものであり、具体的には「収入・支出の管理」「現金・預貯金などの管理」「納税や確定申告などの税務処理」などが挙げられます。
- 成年後見人になれる人となれない人
成年後見人とは、判断能力が低下した方の生活や財産を保護する人を指す言葉です。この成年後見人になるためには、特別な資格などは必要ありません。しかし、実は誰でもなることができるわけではないのです。民法847条では、後見人の欠格事由について以下の通り定めています。1.2.(これは以前、家庭裁判所によって法定代理人等の立...
- 成年後見の種類
そのため、任意後見制度の場合は、ご本人が将来を考え、事前にご自身の意思で後見人となる人や後見事務の内容を決めることができるのです。「自分の老後、できるだけ家族に迷惑をかけたくない」とお考えの方には、任意後見制度をご検討いただくことをおすすめいたします。ご自身が心身ともに健康であるうちから、ご家族と今後の「もしも」...