家庭裁判所 成年後見人
- 相続放棄
なお、③相続放棄をする際の注意点としては、ⓐ相続開始を知った時(=基本的には、被相続人の死亡を知った時)から3か月以内に(915条1項本文)、家庭裁判所で、相続放棄をする旨の申述をする必要があること(938条)、ⓑⓐの前に、被相続人の財産を処分してしまうと、①単純承認をしたことになってしまい、相続放棄できなくなっ...
- 遺言書の作成と検認
検認は家庭裁判所が遺言書を開封し内容等を精査することで偽造などの問題が生じることを防ぐためのものです。この手続きを経なければ相続登記等は行えないため確実に済ませる必要があります。 司法書士行政書士さとう法務事務所は横浜市都筑区、横浜市港北区、横浜市青葉区、横浜市緑区、川崎市宮前区を中心に神奈川県で地域の皆様に密着して生前対策のご支...
- 成年後見制度の手続きと流れ
まず初めに、家庭裁判所に成年後見の申し立てをすることが必要です。ご本人の住所地の家庭裁判所に申し立てをしましょう。この際、・申立書・申立書付票・申立人の戸籍謄本・ご本人の戸籍謄本・成年後見人候補者の戸籍謄本・ご本人に関する報告書(必要に応じて)上記のような書類が必要になります。2.家庭裁判所の調査官によって、申立...
- 成年後見登記制度とは
この制度を利用することで、「成年後見人制度を利用している」「成年後見人を務めている」ということを証明することができるのです。そして反対に、「自分は成年後見制度を使用していません」という証明としても使用することができます。そのため会社の取締役や有資格の職業の一部(医師、国家公務員、弁護士など)に就任・登録する際には...
- 成年後見人の仕事と役割
成年後見人が行わなければならない仕事と役割は実に多様です。まず、成年後見人には「財産管理」と「身上監護」という2つの権利・義務があります。財産管理とは、その名の通りご本人の財産を保護するためのものであり、具体的には「収入・支出の管理」「現金・預貯金などの管理」「納税や確定申告などの税務処理」などが挙げられます。
- 成年後見人になれる人となれない人
成年後見人とは、判断能力が低下した方の生活や財産を保護する人を指す言葉です。この成年後見人になるためには、特別な資格などは必要ありません。しかし、実は誰でもなることができるわけではないのです。民法847条では、後見人の欠格事由について以下の通り定めています。1.2.(これは以前、家庭裁判所によって法定代理人等の立...